秋の七草と萩、おはぎと牡丹餅の違いと由来


秋の七草と萩の花と、おはぎと牡丹餅の違いと由来について

秋の七草は、はぎ、おばな、くず、なでしこ、おみなえし、ふじばかま、あさがおの7種。
その中でも、「萩」は、古くは芽子(はぎ)と書かれ、赤紫と白の小さな花をつけるマメ科ハギ属の小低木の総称。

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萩の花

萩の花は小さく、桜や梅と比べると地味なイメージですが、万葉の時代の人たちにはとっても愛された花で、萩の花を読み込んだ歌は 142首もあるそうで、万葉集第一の花なんだそうです。

小さいながら群れて咲く萩の花びらが、朝露に濡れてしなやかに弧を描いた枝が頭を垂れながら、風に吹かれて花びらと露がこぼれ落ちる姿は、美しい日本の秋の風景ですよね。

万葉の時代の人たちが歌として残した、古典に綴られた萩の風情も、こんな感じだったのかなあ?
 

植物事典で「ハギ」という名前では、植物は見当たらず、植物事典で調べられるのは、マメ科、ハギ属の植物として、シロバナハギ、ネコハギ、ヌスビトハギ、メドハギ、ナンテンハギ、ヨツバハギ、そしてミヤギノハギがのっています。。
 

 
古典に登場する萩は、ヤマハギですが、日本の山野に古来から生えていた植物。
山野に自生する普通のハギ・・・というように解説されていることが多く、写真を植物図鑑でみることは難しく、実物は山野に踏み込んで探さなければ、出会うことは難しいでしょう。

ヤマハギの写真は、「草づくし」(白洲正子)に、宮寺昭男氏が撮影した写真が載っているようですが、華やかなミヤギノハギと異なり、素朴な風情。
ヤマハギは、ミヤギノハギほどには、枝がしだれることがなく、花も小さいといわれます。す。

現代、一般的に見かけるのは、ミヤギノハギという改良された園芸種が多いと思いますが、これは万葉の時代にはなかった品種です。

 
ヤマハギは、ミヤギノハギほどには、枝がしだれることがなく、花も小さいといいます。

そして、マルバハギ。
こちらも古くから日本の山野に自生していた種類ということで、ヤマハギの姿にかなり似ているのでは?と思うのですが・・・。
 

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萩の使い方

萩はマメ科の植物なので、荒地でも育ち、河原の土手などでもみかけます。
荒れ地に強いので、土壌改良の肥料に使われ、新芽は家畜の飼料になり、枝は箒や、乾かして燃料になりました。
そして、花は染色の染料になります。

ハギの語源ですが、萩の茎は年輪が太くなって高く伸びるのではなく、根本から新しい芽が毎年出る多年草的な性質で、萩を根元から刈っても、次の年には新しい芽が出てくることから「接ぎ(はぎ)」。(接ぎあわせる、新しい枝がつがれて成長していく、というような意味)となったという説があり、まさに根強い生命力を宿した草木。

また、箒(ほうき)に使うので「掃き木(ハキギ)」が、ハギになったかもとも思う。

箒は、竹や木の枝を束ねたもの。
これは西洋でも東洋でもほぼ同じ作り方で、使う植物が違うだけ。
魔女の箒の材料は、荒地に生えるヒース。
そして、箒はたまったゴミや埃を掃き出してきれいにすることから、強力な魔除けグッズ、となれば、萩の小枝を束ねて、厄除け箒を作るというのは、どうでしょうか?
 

おはぎと牡丹餅

おはぎも、昔の人は萩の実を粉にして粟(アワ)と混ぜて蒸かし、餅にして食べたのが始まりのようです。

それが時が流れて、時代とともに、萩の実の代わりに餅米を使った団子になっても、「お萩」、という呼び方だけが残ったんですね。

蒸した餅米をつぶして丸め、小豆餡やきな粉をまぶしたものに変化して、牡丹餅(ぼたもち)やお萩(はぎ)と呼んで、春と秋のお彼岸には欠かせないご先祖さまへのお供え物になりました。

おはぎと、牡丹餅、どちらが正しい呼び名なんだろう?と、お彼岸になると考えるのですが、お餅屋さんは、春のお彼岸にお供えするのが牡丹餅、秋のお彼岸にお供えされるのがお萩と、言ってました。

 

萩の実は、マメ科ですが、どんな実なんでしょうね。
食べたら、どんな味なんでしょうね?

小さいマメの鞘のようなものを想像していたのですが・・・草の実のような感じです。

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