健康のため、美肌のため、老化防止のため、便秘予防のため 良質の油を摂ると良い・・・と、言われますが、油への認識は、気づかないだけで、時代とともに少しずつ変わり、「定まっていない」と感じます。

身土不二(しんどふじ)に照らし合わせたとき、日本人の身体に油はどのような影響を与えるのでしょうか?

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以前、動物性の油のラードやバターよりも、植物性のマーガリンやリノール酸の多い紅花油が良いと言われた時期がありました。

でも最近では
トランス脂肪酸はだめ!
リノール酸の摂り過ぎはだめ!
と言われています。

そして今、注目されているのはω3、ω6とω9についての論争がおこっているようです。

オメガ3は青魚などに豊富に含まれ。オメガ6は、紅花油など市販の植物油に多く含まれています。

体の三大栄養素は、糖質・脂質・タンパク質ですね。脂質の中でも体内で作り出す事が出来ないのが、オメガ3とオメガ6です。食事からしか摂れないので必須脂肪酸と呼ばれています。

オメガ3とオメガ6の理想的な摂取割合は、1:4といわれていますが、食生活の欧米化により、オメガ3の摂取量が減り、オメガ6の摂取量が増えていて、現代人の摂取バランスは崩れているのが問題とされています。

でも、オメガ3とオメガ6の理想的なバランスが決まったところで一般人の私たちがその通りに食べられるんでしょうか?

数年間でいろんな情報が変化していますが、結局は、人体実験じゃないけれど、人の身体に影響が出ないと分からないということです。

身土不二(しんどふじ)に照らし合わせて、日本の歴史を根拠にしたときに、日本人の身体に油は馴染むのでしょうか?

中国やヨーロッパやアメリカの諸外国の油の文化とは違い、日本では水を使った料理、「水文化」が確立されてきました。

私たち日本人の身体には、海に囲まれた島国で生活してきた日本人の昔からの食生活に適した内臓器官と消化酵素が備わっています。

島国で豊富な水に恵まれた日本は米どころとして、水を使って米を炊き、水を使って野菜や海草を調理して、食べてきました。

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油が便秘に効果があると言われるのは、昔はひまし油が下剤として使われていたことから、来たものでしょうか。

ヒマシ油とは、トウダイグサ科のトウゴマの種子から採取する植物油の一種。
医薬[編集]ウィキペディアより

用途の中で、1%程度を占めるに過ぎないが、伝統的に下剤として用いられ、日本薬局方にも収載されている。医師によってはリチネと略記する[1]。また、ケニアのキクユ族はmaguta ma mbariki[2]あるいは単にmbarĩki[3]と呼び、皮膚の保護や軽い傷の手当をする際などに用いる[4]。

現在は腸への刺激が強いということで、あまり使われることはなくなりました。

カリッと揚げた天ぷらやフライなどの揚げ物は美味しいし、胡麻油の香りに食欲がましますが日本の歴史から見た日本人が摂取する油の料理は大量に食べるのではなく、楽しめる程度、それで充分なのです。

食べ物に対して
「美味しくいただく」以外に、特別な目的や用途を期待して食べることは、摂り過ぎにつながり、身体にとって負担になります。

肉や魚にナッツ類、パンや洋菓子と油を使った食べ物が氾濫している現代、こんな食べ物を好んで食べている人が、さらに抽出された油を料理に使ってわざわざ意識して食べるということは、摂取過剰になります。

油の摂り過ぎは免疫機能を狂わせます。
アトピーでかゆみがひどかった場合に、油を摂り過ぎないようにしたら軽くなったというお話を聞きました。

リノール酸(オメガ6)は一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸よりも酸化されやすく、多量に摂取した場合(10%以上)のリスクは十分に解明されていない。さらに、リノール酸は炎症を惹起するプロスタグランジンやロイコトリエンを生成するので、多量摂取時の安全性が危惧される。 
引用:(厚生労働省・脂質)

油を使用する料理は、楽しむ程度の量がよさそうです。
国産原料のなたね油や胡麻油が、日本人の身体に馴染みやすいと思いますし、なたね油やごま油を使って、料理をつくって食べようと思います。

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